自動化装置やロボット部品を製造販売する高明鐵企業(GMT、彰化県)は、アフターコロナを見据え、日本市場への進出を検討する。同社は、電動シリンダーや精密ステージモジュール、ボールねじなど、計数百点に及ぶ部品を自社生産。その内製化率は95%で、特注品にも対応する。
日本企業との協業も視野
直線運動部品など、自動化部品の設計を強みにしている。
内製化を進める理由として「自社製造することで、お客さんのニーズにあった設計が的確にでき、コストメリットもあります」と陳志鑫総経理は語る。
現在、米国や中国のスマートフォンメーカーの製造、検査設備ラインにも同社製の精密ステージモジュールを供給しており、日本を含め世界100社とパートナー契約を結んでいる。「(日本企業は)品質要求などが高く、自社のレベルアップにもつながっています」(陳総経理)。