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「超微量局所投薬デバイス」開発加速

モバイル型投薬・点滴デバイスの開発を進める医療機器ベンチャー、アットドウス(川崎市幸区新川崎)は、デフタパートナーズグループの事業開発会社である「デフタ ヘルスケア テクノロジーズ(DHCT)」を引受先とする第三者割当増資を実施し、4000万円を追加調達した。

アットドウス、4000万円を追加調達

デフタパートナーズは「会社は社会の公器である」とする公益資本主義の提唱者で、国際的なベンチャー投資家として知られる原丈人氏が率いるファンド。

アットドウスは現在、超微量局所投薬デバイス「アットドウス・コア」の開発を手掛けており、2025年度の市場投入を目指している。

同デバイスは、鍼灸治療で使用されるような極小針や「電気浸透流ポンプ」を組み合わせ、患部に直接ピンポイントで薬剤を投与することで、がん患者などに見られる薬の副作用による身体への負担軽減につなげるもの。

今回の調達資金は海外展開のための人材採用などに充てていく。中村秀剛社長は「新たな仲間とともに製品開発をさらに加速させ、実用化していきたいです」と話している。

(2021年11月号掲載)