浅井ゲルマニウム研究所(川崎市麻生区万福寺)は、独自開発した有機ゲルマニウム「アサイゲルマニウム®」を使った健康食品や化粧品で海外市場を開拓する。

安心・安全で海外市場を開拓へ

同社の「アサイゲルマニウム」は、1967年、創業者の故浅井一彦氏が世界で初めて合成・製造に成功した水溶性の有機ゲルマニウム。これまでに抗炎症や免疫調整作用などをテーマとした200報以上の学術論文が発表されているものだ。具体的には、「アサイゲルマニウム」(ブランド名はアサイゲルマ®)を配合したサプリメントや飲料水、石けん、化粧水、美容液などを、海外でも普及させていく。

ゲルマニウムは、東洋医学で健康のために用いられてきたサルノコシカケ、朝鮮人参などに含まれている。抗ウイルスや抗炎症など、人間の身体にもともと備わっている、さまざまな生理機能の活性作用があるとされる。

現在、健康食品や化粧品の素材としてメーカーに提供。有機ゲルマニウム分野では、日本で唯一、第三者機関による「健康食品の『安全性自主点検』認証登録制度」(公益財団法人 日本健康・栄養食品協会)にも認証されている。

「ここ数年、海外からの問い合わせが増えてきています。健康維持のための“セルフケア”として使ってもらえれば」と、中村宜司専務は話している。

海外での販売パートナーも探しており、中でも「アサイゲルマニウム」100%配合のサプリメントを売り込みたい考えだ。

(2022年2月号掲載)